ビジネス・ライターなど多くの人に関係がある文章力。文章を書く際に、「どういった流れで書こう」と、手が止まってしまう経験はありませんか?
文章の構成を理解することで、スムーズに文を書けるようになるだけでなく、伝わりやすい文章を書けるようになります。
そこで今回は、相手に伝わりやすい文章を構成する際のポイント、基本的な型/テンプレを紹介します。
こんな方にオススメ
- 文章構成の基本の型を知りたい。
- 文章を構成する型の特徴を知りたい。
下記記事にて、『わかりやすい文章の書き方』を紹介しています。気になる方はチェック↓↓↓
文章構成の重要性と基本
文章を書く際は、「なにを、どういう形で」伝えるのかを考えることが基本。必要な要素だけを乱雑に書いても、結局伝わらない文章では意味がありません。
そこで、相手に『わかりやすく伝える』為に、文章の構成を考える必要があります。
本章では、多くの文章で使われる基本的な文章構成の型を紹介します。
基本的な文章構成の型
- 頭括型:結論→内容
- 尾括型:内容→結論
- 三段構成
→序論→本論→結論 - 四段構成
→起→承→転→結
- 三段構成
- 双括型:結論→本文→結論
- PREP法
→結論→理由→具体例→結論
- PREP法
1⃣頭括型の特徴/書き方
頭括型は、主に新聞やSNSなどで使用されます。
頭括型の特徴
結論→内容の説明
- 結論:主張したいこと、内容の根幹
- 内容説明:主張の理由、具体例など
【メリット】
- 完結に書くことができる
- 読者へ印象付けがしやすい
- 短文(SNS,コラムなど)に使いやすい
【デメリット】
- 長文にあまり適さない
2⃣尾括型の特徴
尾括型は、小説など順序立てて説明をする際に使用されます
尾括型の特徴
理由→結論
- 理由:結論に至るまでの説明、具体例など
- 結論:理由から提示する結論、まとめ
尾括型①三段構成の書き方/使い方
三段構成は、主に論文などで使用される最もシンプル構成です。
三段構成の書き方
序論(導入)→本論(本題)→結論(まとめ)
- 序論:主張や本文の概要などの導入
- 本論:序論にかかる理由、データの紹介
- 結論:序論、本論をもとにした重要なポイント
【メリット】
- 順序立てて論理的な展開ができる
【デメリット】
- 最後まで読まないと伝えたいポイントがわからない
尾括型②四段構成の書き方/使い方
四段構成は、主に物語などに使用される構成です。
四段構成の書き方
起(導入)→承(展開)→転(変化)→結(まとめ)
- 起:内容の導入、状況の説明
- 承:導入の展開/発展、変化前の準備
- 転:内容の根幹
- 結:締めくくり
【メリット】
- 感情移入させる/読者を引き込むことができる
- ストーリー性がある文章に使いやすい
【デメリット】
- 最後まで読まないと内容がわからない
- 汎用性が低い
3⃣双括型の特徴
双括型は、頭括型と尾括型の二つの性質を併せ持つ構成です。
双括型の特徴
結論→理由→結論
- 結論:重要なポイント
- 理由:結論に至った理由、説明
- 結論:重要なポイント
双括型:PREP法の書き方/使い方
PREP法は、主に商品説明、ウェブライティングなどで使用される構成です。
PREP法の構成
Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)
- 結論:文章における一番重要なポイント
- 理由:結論までの理由
- 具体例:理由の補足
- 結論:再度、重要なポイント
【メリット】
- 文章を書く際の方向性が決めやすい
- 読者が内容を理解しやすい文章が作れる
- 読者に「なぜ?」と疑問を抱かせ、興味を引ける
- 重要なポイントを印象づけやすい
【デメリット】
- 結論が繰り返しになる為、くどい印象を与える
:まとめ
今回のまとめ
- 頭括型
→結論→内容 - 尾括型
→内容→結論- 三段構成
→序論→本論→結論 - 四段構成
→起→承→転→結
- 三段構成
- 双括型
→結論→本文→結論- PREP法
→結論→理由→具体例→結論
- PREP法
今回は、基本的な文章の構成について紹介してきました。
文章構成ひとつで、文章のわかりやすさ/印象は変わります。自身が書く文章の媒体、どうやって伝えたいのかを考えて、適した構成で文章を書けるようになりましょう。
また、下記記事にて、『わかりやすい文章の書き方』について詳しく紹介しています。