キーワード決め・記事執筆に欠かせない『検索意図(検索インテント)の予想』
検索されるであろうキーワードを予測・検索意図を予測することで、ユーザーが求めている情報に対応した記事・コンテンツを作りやすくなります。
しかし、検索意図がネットコンテンツを作る際に重要と言われても
検索意図ってなに?
なんで重要なの?
キーワードとの関連性は?
と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では『検索意図』について紹介していきます。
今回の内容
- 検索意図について
- 検索意図とキーワードの分類
- 検索意図の調べ方
目次
検索意図とは?重要な理由

検索意図とは、ユーザーが検索エンジンで検索する理由・目的のこと。
例)駅周辺の飲食店を知りたい→『○○駅 飲食店』
今季のドラマを知りたい→『今季 ドラマ』など
例のように、ユーザーは何らかの悩み・疑問があり、それを解決するという目的をもって検索をします。
その為、検索エンジンに掲載されているコンテンツの内容が不十分であったり、関連のないことを紹介しても検索ユーザーの需要を満たすことはできません。
ユーザーのニーズを満たし、評価を得るコンテンツを作る為には、検索意図をしっかりと読み取ることが重要です。
「顕在意図」と「潜在意図」を理解しよう
検索意図には、ユーザーが明確に自覚している「顕在意図」と内面にある「潜在意図」が存在します。
顕在意図と潜在意図
「顕在意図(ニーズ)」
→検索ワードに含まれる、ユーザーが自覚している悩み
例)「ダイエット」→ダイエットをしたい・痩せたいなど
「潜在意図(ニーズ)」
→検索ワードには含まれないが、ユーザーが内面に抱えている悩み
※本人が自覚していない場合有
例)「ダイエット」→モテたい・楽に痩せたいなど
ユーザーが本当に知りたいことがなにかを考えることで、ユーザビリティが高まるだけでなく、商品販売もしやすくなります。
質の高いコンテンツを作る上で欠かせないポイントなので、検索意図を考える際は、潜在意図まで深掘りすることを意識しましょう。
検索意図の4つの分類
ユーザーが検索を行う際の検索意図について、大まかな分類を紹介します。
検索意図は下記の4つに分類することができます。

参考元:Google「4 new moments every marketer should know」
それぞれ詳しく解説していきます。
したい・やりたい(Doクエリ)
Doクエリでは、実際に行動を起こしたいという意図があります。
ユーザーは、行動することがほぼ確定しており、手順やコツを知る目的で検索を行っています。
Doクエリのキーワード例
- 「味噌汁 作り方」
- 「Amazon 登録方法」
知りたい(Knowクエリ)
Knowクエリでは、特定の情報を知りたいという意図があります。
ユーザーは、情報収集目的で検索を行っています。
Knowクエリのキーワード例
- 「ブログ とは」
- 「SEO 意味」
買いたい(Buyクエリ)
Buyクエリでは、サービスを申し込みたい・商品を購入したいという意図があります。
ユーザーは、サービス・商品を購入する目的で検索を行っています。
Buyクエリのキーワード例
- 「コーヒーメーカー 比較」
- 「カレー 出前」
行きたい(Goクエリ)
Goクエリでは、特定の場所へ行きたいという意図があります。
ユーザーは、特定のサイト名や目的地(地名・店名)などを調べる目的で検索を行っています。
Goクエリのキーワード例
- 「東京 カレー屋」
- 「Amazon」
検索意図の分類に応じたコンテンツ作りが大切
ここまで、検索意図の分類について紹介してきました。
キーワードがどのクエリに分類されるのかを考えることで、コンテンツ作成の目的を明確にすることができます。
例えば、「コーヒー いれ方」という『Do/Knowクエリ』で、コーヒーメーカーの紹介をしたり、豆や器具を紹介する『Buyクエリ』のコンテンツ作成をしても、ユーザーの検索意図とコンテンツ内容がずれている為、評価を受けません。
ユーザーの検索意図に合わせたコンテンツを作成することが、質の高いコンテンツを作るポイントです。
複数の検索意図があるキーワードもある
前述の検索意図の分類は、必ずしも1キーワードにつき、1つの検索意図があるとは限りません。
例えば、「キーワード選定」であれば、キーワード選定について知りたい(Knowクエリ)・キーワード選定のやり方を知りたい(Doクエリ)と複数の意図があることも考えられます。
複数の検索意図が考えられるキーワードを狙う場合は、それぞれに対応したコンテンツを作ることがオススメです。
また、「○○について、知りたい(Know)」→「できそうだからやってみたい(Do)」→「必要に応じて商品を買いたい(Buy)」といったように、検索意図が変化していく場合もあります。
検索意図の調べ方

本章では、ユーザーの検索意図を分析する方法を4つ紹介します。
検索意図の調べ方
- 検索上位サイト/記事を確認する
- サジェスト/関連キーワードを確認する
- バーティカル検索を確認する
- ユニバーサル検索を確認する
それぞれ詳しく解説していきます。
検索上位サイト/記事を確認する
一番オススメしたい方法は、調べたいキーワードの上位サイト/記事を確認することです。
Googleは、基本的にユーザビリティが高いコンテンツを上位表示していることが多いです。その為、検索上位のコンテンツはユーザーの需要・検索意図に十分に応えられていると考えられます。
直接確認するのが面倒…という場合は、下記の方法で調べることがオススメです。
バーティカル検索を確認する
バーティカル検索を確認することで、検索意図を大まかに予測できます。
バーティカル検索とは、キーワードを検索した際に表示されるカテゴリ部分を指します。

上記画像のように、検索キーワードによって、カテゴリの順番が変わっています。
これは、ユーザーの検索意図(ニーズ)に対応して、使いやすい配置になるようになっているのです。
これらを参考に、キーワードがどの検索意図に分類されているのかを大まかに確認できます。
確実に検索意図とカテゴリが関連している訳ではないので注意が必要です。
ユニバーサル検索を確認する
ユニバーサル検索を確認することでも、検索意図を予測することが可能です。
ユニバーサル検索とは、Googleが独自で表示しているコンテンツを指します。

上記画像のようなウェブページ以外のマップや写真だけでなく、動画やニュースなどが掲載される場合もあります。
掲載されている情報から、ユーザーにとって便利なコンテンツ・求めている情報を知ることができます。
サジェスト/関連ワードを確認する
サジェスト/関連ワードを確認することで、検索意図を簡単に予測できます。

ユーザーが特定のキーワードを検索する際のメインワードを補足するワードや、合わせて検索されるワードがわかり、大まかに検索意図を予想することができます。
自身の検索傾向に合わせたサジェストが表示される場合もあるので過信は注意。
まとめ
今回のまとめ
【検索意図とは?】
→ユーザーが検索エンジンで検索する理由・目的
ユーザーが自覚している『顕在意図』と内面に隠れた『潜在意図』がある。
【検索意図の分類】
- やりたい(Doクエリ)
- 知りたい(Knowクエリ)
- 買いたい(Buyクエリ)
- 行きたい(Goクエリ)
【検索意図の調べ方】
- 検索上位サイト/記事を確認する
- サジェスト/関連キーワードを確認する
- バーティカル検索を確認する
- ユニバーサル検索を確認する
本記事では、検索意図について紹介してきました。
検索意図を理解することは、質の高いコンテンツ作りに欠かせません。
上位表示を目指すうえでも欠かせないポイントなので、是非意識してみましょう。