『AISASの法則』とは、20世紀後半に提唱されたネット普及後の顧客の購買プロセスを指した法則です。
消費者の購買心理・消費プロセスを理解することは、マーケティング戦略に必要不可欠。
そこで、本記事では『AISASの法則』について詳しく紹介していきます。
こんな方にオススメ
- AISASの法則について知りたい
- AISASの法則の使い方を知りたい
目次
AISASの法則とは?

『AISASの法則』とは、ネットが普及以降の消費者の購買プロセスです。
『AISAS(アイサス)』は、以下のプロセスを指す単語の頭文字をとったものになります。
AIDMAの法則
- Attention(注目)
- Interest(興味)
- Search(調査)
- Action(行動)
- Share(共有)
ネットの普及後の消費者心理に合わせ「検索/拡散」があるのが特徴です。
それでは、本題のAISASの法則について、掘り下げて紹介していきます。
AISASの法則:Attention(注目)
Attentionは、顧客が『商品を知る/思い出す』段階です。
そもそも顧客が存在を認識していない場合、商品の売りようがありません。
売り手は、顧客に商品を知ってもらう機会づくりに努めましょう。
例)広告、SNS、内部リンクなど
AISASの法則:Interest(興味)
Interestは、顧客が『商品に興味がない/詳しく知らない』段階です。
商品の存在は知っているが、よく知らない/興味がない場合、購入には至りません。
売り手は、顧客の興味を引けるような行動をしましょう。
例)コピーライティングなどで、顧客の「気になる!」という気持ちを刺激
AISASの法則:Search(検索)
Searchは、顧客が『商品について調べよう/買うか検討しよう』という段階です。
実際に、商品の価値/魅力を調べ、他社との比較などします。
売り手は、顧客に「この商品が欲しい!」と思わせるようにしましょう。
例)商品の魅力、他社商品より優れた部分の協調など
実際に購入した後の、具体的な展望を示してあげることも効果的。
AISASの法則:Action(行動)
Actionは、顧客が『商品を購入しよう』という段階です。
顧客が購入を考えていても、【いつ購入するのかは未定】の場合があります。
そして、時間が経つごとに商品を忘れる、選択肢が増えるといった問題があります。
売り手は、顧客がすぐに商品を購入するきっかけづくりに努めましょう。
例)期間限定などの特別性を出す、検索段階で購入窓口を用意しておくなど
Shareは、顧客が『商品の価値を誰かに伝えよう!』と思う段階です。
商品購入後に、使用感などをSNSやレビューに投稿し、周りに伝える動きを指します。当然ですが、商品に魅力がなかった場合に酷評が拡散される可能性もあります。
良い評価が拡散され、別の顧客に注目され、AISASの法則の流れで自動的にループすることが理想です。
売り手は、顧客が誰かに「他の人にも共有したい/いい商品だった」と思われる商品づくりが重要。
AISASの法則:まとめ
今回のまとめ

ネットが普及以降の購買行動の流れを理解しておくことは、現代のマーケティング戦略において重要です。
今回の記事をもとに、マーケティング戦略に活用していきましょう!